オーレーザー

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加工事例

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Processing example

グラニュー糖を HAJIME レーザー加工機で加工してみました

新年あけましておめでとうございます。
本年も HAJIME をご愛顧くださいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

コロナの猛威もまだ収まる気配が無い状況ですが、皆様お正月休みはいかがお過ごしでしたか?

自宅でおとなしく寝正月してた私は、日中からお酒を飲みながら YouTube を見る日々を送っておりました。

休み明けは飲み疲れて休肝している日々ですが、なんだか甘い物がほしくなってきます。
せっかくバレンタインも近いので、HAJIME を使ってお菓子作りでもしてみましょうか。

Let’s レーザークッキング!

もくじ

使用した材料グラニュー糖、ココアパウダー
仕上がりサイズバレンタインロゴ:160 x 60mm
レーザー加工時間バレンタインロゴの彫刻加工 30分、図形の彫刻加工 3分/1個

今回はグラニュー糖にレーザーを照射し、熱で溶かして固める作戦です。
データ通りにグラニュー糖が固まれば、お菓子の飾り付けなどにも利用できそうです。

加工データの作成

砂糖を溶かして固めるとなると、きっと細かいデザインは再現できないでしょう。
わかりやすい単純な図形や、太字で繋がったテキストをイラストレーターで作りました。

彫刻(ラスターモード)で加工するので、ロゴに使うテキストはアウトライン化し、図形のパスとともに黒の塗りつぶしにします。

文字と文字がくっついていない場合は、アウトライン化した後に修正してください。

加工前の準備

HAJIME は加工中の素材の発火防止と、煙や粉塵によるレンズの汚れ防止に、アシストエアーフローを標準装備しています。

コンプレッサーから送り込んだエアーを、フォーカスレンズの下部からレーザースポットに噴射する大事な機能なのですが、今回のグラニュー糖の加工では停止する必要がありました。そのまま加工すると、加工機の中でグラニュー糖が暴れまわることになります。

実際に加工する前に、コンプレッサーの電源ケーブルを接続してある背面の上段コンセントを抜いておきましょう。

他の素材や切断加工をする場合は、アシストエアーフロー無しだと発火し易く非常に危険です。終わったら必ず元に戻しておきましょう。

加工開始

フォーカス合わせについて

グラニュー糖は、セリアで買ったステンレスのバットに入れて加工します。

毎回フォーカスを合わせるのは手間なので、あらかじめバットのすり切りの高さにフォーカスを合わせておきます。

そうすることで、加工後もグラニュー糖をすり切りに足すだけでフォーカスが合うようになります。

図形の加工

まずは簡単そうな、図形から初めてみましょう。

予想はしていたのですが、砂糖へのレーザー加工は煙がすごいです。アシストエアーフローも OFF にしているので、加工後はフォーカスレンズのクリーニングを必ず行った方が良いでしょう。

出来ました。サンプル気分で作ったのですが、思っていたよりしっかりできたと思います。

この調子で他のデータも作って行きます!

バレンタインロゴの加工

次はバレンタインロゴのオーナメントを作ってみます。

うまく出来れば、ケーキの飾り付けにも使えるかもしれません。初回、サイズが小さく失敗してしまったので、大きくして再チャレンジです。

うまくいきました!

と思ったら、持ち上げる時に折れてしましました。
テキストを加工する場合は、1文字、2文字の方が無難そうです・・・

ココアを混ぜて加工

チョコっぽい茶色いものもほしいと思い、ココアを混ぜたものにもチャレンジしました。
ココアの加工はグラニュー糖の時よりさらに煙がすごいです。

仕上がりはこちら。

味見してみると香ばしい甘さ。もっとココアの分量が多ければさらにコゲていたかもしれません。ココアを混ぜる場合は、若干茶色が付くくらい少な目の分量が良いと思います。

カラメル化に挑戦

最後に彫刻速度を遅くして、レーザー強度を上げるとどうなるのか、試してみたくなりました。熱によるカラメル化の性質を利用して、グラニュー糖を飴状に仕上げてみましょう。

出来上がりのイメージは、べっこう飴です。加工の途中ですが、こがね色になっているのがわかります。仕上がりに期待!

うまく出来ました。カラメル状になった砂糖は 130℃~180℃ と、とても高温になっています。加工が終了したらすぐには触らず、冷めて硬化するのを待ちましょう。

味はごく普通の飴でした。

レーザークッキング終了

グラニュー糖の加工は、レーザーの強度を落とすと雪化粧をしたような白い結晶ができたり、逆にレーザー強度上げるとカラメル状に溶けて、飴細工のようなものを作り出すことができました。

アイデア次第で、ケーキのちょっとしたアクセントや、食べられる名入れのオーナメントなどで使えるかもしれません。ぜひチャレンジしてみてください。

フォーカスレンズのクリーニング

今回の加工は、エアーコンプレッサーを切ってアシストエアーフロー無しで行ったので、フォーカスレンズが汚れやすい傾向にありました。

レンズが汚れたまま加工を続けると、付着した汚れがレーザーに反応し、高温になるのでレンズの皮膜コーティングを痛めてしまいます。

アルコールを含ませた綿棒などで、こまめにクリーニングを行ってくださいね。

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