加工事例
Processing example
- 2021-01-14
グラニュー糖を HAJIME レーザー加工機で加工してみました
新年あけましておめでとうございます。
本年も HAJIME をご愛顧くださいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
コロナの猛威もまだ収まる気配が無い状況ですが、皆様お正月休みはいかがお過ごしでしたか?
自宅でおとなしく寝正月してた私は、日中からお酒を飲みながら YouTube を見る日々を送っておりました。
休み明けは飲み疲れて休肝している日々ですが、なんだか甘い物がほしくなってきます。
せっかくバレンタインも近いので、HAJIME を使ってお菓子作りでもしてみましょうか。
Let’s レーザークッキング!
もくじ
加工レシピ
使用した材料 | グラニュー糖、ココアパウダー |
仕上がりサイズ | バレンタインロゴ:160 x 60mm |
レーザー加工時間 | バレンタインロゴの彫刻加工 30分、図形の彫刻加工 3分/1個 |
今回はグラニュー糖にレーザーを照射し、熱で溶かして固める作戦です。
データ通りにグラニュー糖が固まれば、お菓子の飾り付けなどにも利用できそうです。
加工データの作成
砂糖を溶かして固めるとなると、きっと細かいデザインは再現できないでしょう。
わかりやすい単純な図形や、太字で繋がったテキストをイラストレーターで作りました。
彫刻(ラスターモード)で加工するので、ロゴに使うテキストはアウトライン化し、図形のパスとともに黒の塗りつぶしにします。
文字と文字がくっついていない場合は、アウトライン化した後に修正してください。
加工前の準備
HAJIME は加工中の素材の発火防止と、煙や粉塵によるレンズの汚れ防止に、アシストエアーフローを標準装備しています。
コンプレッサーから送り込んだエアーを、フォーカスレンズの下部からレーザースポットに噴射する大事な機能なのですが、今回のグラニュー糖の加工では停止する必要がありました。そのまま加工すると、加工機の中でグラニュー糖が暴れまわることになります。
実際に加工する前に、コンプレッサーの電源ケーブルを接続してある背面の上段コンセントを抜いておきましょう。
加工開始
フォーカス合わせについて
グラニュー糖は、セリアで買ったステンレスのバットに入れて加工します。
毎回フォーカスを合わせるのは手間なので、あらかじめバットのすり切りの高さにフォーカスを合わせておきます。
そうすることで、加工後もグラニュー糖をすり切りに足すだけでフォーカスが合うようになります。
図形の加工
まずは簡単そうな、図形から初めてみましょう。
予想はしていたのですが、砂糖へのレーザー加工は煙がすごいです。アシストエアーフローも OFF にしているので、加工後はフォーカスレンズのクリーニングを必ず行った方が良いでしょう。
出来ました。サンプル気分で作ったのですが、思っていたよりしっかりできたと思います。
この調子で他のデータも作って行きます!
バレンタインロゴの加工
次はバレンタインロゴのオーナメントを作ってみます。
うまく出来れば、ケーキの飾り付けにも使えるかもしれません。初回、サイズが小さく失敗してしまったので、大きくして再チャレンジです。
うまくいきました!
と思ったら、持ち上げる時に折れてしましました。
テキストを加工する場合は、1文字、2文字の方が無難そうです・・・
ココアを混ぜて加工
チョコっぽい茶色いものもほしいと思い、ココアを混ぜたものにもチャレンジしました。
ココアの加工はグラニュー糖の時よりさらに煙がすごいです。
仕上がりはこちら。
味見してみると香ばしい甘さ。もっとココアの分量が多ければさらにコゲていたかもしれません。ココアを混ぜる場合は、若干茶色が付くくらい少な目の分量が良いと思います。
カラメル化に挑戦
最後に彫刻速度を遅くして、レーザー強度を上げるとどうなるのか、試してみたくなりました。熱によるカラメル化の性質を利用して、グラニュー糖を飴状に仕上げてみましょう。
出来上がりのイメージは、べっこう飴です。加工の途中ですが、こがね色になっているのがわかります。仕上がりに期待!
うまく出来ました。カラメル状になった砂糖は 130℃~180℃ と、とても高温になっています。加工が終了したらすぐには触らず、冷めて硬化するのを待ちましょう。
味はごく普通の飴でした。
レーザークッキング終了
グラニュー糖の加工は、レーザーの強度を落とすと雪化粧をしたような白い結晶ができたり、逆にレーザー強度上げるとカラメル状に溶けて、飴細工のようなものを作り出すことができました。
アイデア次第で、ケーキのちょっとしたアクセントや、食べられる名入れのオーナメントなどで使えるかもしれません。ぜひチャレンジしてみてください。
フォーカスレンズのクリーニング
今回の加工は、エアーコンプレッサーを切ってアシストエアーフロー無しで行ったので、フォーカスレンズが汚れやすい傾向にありました。
レンズが汚れたまま加工を続けると、付着した汚れがレーザーに反応し、高温になるのでレンズの皮膜コーティングを痛めてしまいます。
アルコールを含ませた綿棒などで、こまめにクリーニングを行ってくださいね。
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