加工事例
Processing example
- 2020-07-17
スーパーで買ったにぎり寿司をレーザー加工機で炙ってみた
だんだんと蒸し暑い季節になってきましたね。この季節になると食欲が落ちるのでさっぱりとしたものが食べたくなります。
個人的な感覚ですが、夏になると回転寿司に行く機会が増える気がします。

私の好きなネタは炙り系でして、サーモンとか〆鯖の炙りなんかをよく頼みます。炙り寿司って美味しいですよね。
最近ではお寿司以外にスイーツも充実していたりして、回転寿司も劇的に進化しています。
お寿司といえば以前の記事で、巻き寿司の [ 海苔にレーザー加工 ] した記事を掲載しましたが、思いのほか綺麗に加工できました。そこで、にぎり寿司のネタをレーザーで炙ったらどうなるのか気になりまして、はたして美味しいんでしょうか。
もくじ
加工レシピ
使用した材料 | にぎり寿司のネタ(マグロ、サーモン、イカ、エビ) |
仕上がりサイズ | 30 x 80mm(データ上のネタサイズ) |
レーザー加工時間 | 彫刻加工:3分/1個 |
加工手順
加工データの作成
ネタ全体を均一に炙るような、単にベタ塗りのデータだと面白くないので、網掛けや文字の入ったデータも用意しました。フォントは勘亭流で、ひとまずデータ上のネタのサイズは 30mm x 80mm としました。

肝心のお寿司は、スーパーの総菜売り場で売っている、パックのにぎり寿司を使わせていただきます。(本マグロ中トロ入り)

美味しそうですね・・・炙りと言えばサーモン、マグロは外せないですよね。
そのまま食べた方がいいと思ってませんか?
思っても口に出したら負けです。
それでは始めましょうか!
ハニカムテーブルにそのまま置くとネタが汚れてしまうので、金属の綺麗な板(亜鉛メッキ鋼板)を敷いて加工します。

データの位置合わせ
ネタとデータとの位置合わせは、事前に 30mm x 80mm の穴を開けたアクリル板を作り、その治具の中にセットします。治具の左上の角をハニカムテーブルの角に合わせます。


治具を外してフォーカスを合わせたら、加工スタートです。
治具を作った時の切断データと、炙り用の彫刻データは、共通のドキュメントでレイヤーを同じ位置で合わせているので、ずれないというわけです。

レーザー加工開始
まずは、ベタ塗りの模様が無いデータで試してみます。


パワーが強すぎたみたいです。ネタの半分くらいが気化して無くなっちゃいました。この加工だけで、ヒートシンクフィルターが目詰まりしてます。

解像度も、もっと落として良いかもしれません。これは失敗ですね。
パワーと解像度を落として再チャレンジです。次は格子模様のデータで試してみます。

今度はうまくいきそうですね。それではどんどん加工していきましょう。
仕上がり比較


文字の彫刻は難しいみたいですね。ネタも平らではないので、フォーカスがボケて文字が潰れてしまっています。


イカはうまくいくと思っていたのですが、コゲが全然目立たないですね。エビに関しては全くダメダメです。


結局マグロに格子模様の組み合わせが一番綺麗に仕上がりました。

実際の味はですね・・・
最初に失敗したネタが一番香ばしくて炙りに近かったです。若干炭っぽい味もしましたが。
他のネタはコゲの味が全く無かったです。まあ炙り寿司としては失敗ですが、普通に美味しく食べられました。ランチ代も浮いたし良かった良かった。

食べ物系をレーザー加工すると、粉じんがかなり多く出るので加工後はクリーニングを忘れずに行ってくださいね。
今回はあまり参考にならない加工事例でした。
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