オーレーザー

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加工事例

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Processing example

レーザー加工機でヌメ革に彫刻・エンボス加工します

革は古くから使われている魅力的な自然素材です。多種多様な製品が作られていますが、レーザー加工でも良く使用される素材です。

作例はレーザー加工機の活用例のために書かれている記事ですので、レーザーを加工対象に当てて完結するような記事を作成してしまいがちですが、今回はユーザー様が実際に作られるような内容を想定し、治具作成にも活用するアプローチで作ってみました。

加工レシピ

使用した材料ヌメ革 400mm x 600mm(2mm厚)
仕上がりサイズ約300 x 60mm
レーザー加工時間革彫刻:約8分
エンボス型彫刻:約5時間 ※繰り返し加工 5回

加工データの作成

今回の革加工はレーザーで彫刻加工をしますが、革を切り抜く型の作成と、エンボス加工の型も作成します。
これらの型を作成するためのデータと彫刻データは、デザイナー様に作成していただきました。

データ作成イメージ

エンボス型の作成

エンボス加工をするための型を作成します。5mm厚のアクリルを深堀りするため、繰り返し加工(5回)で作成します。

革はレーザー彫刻には向いていますが、切断は向いていません。切断面が黒く焦げ、全体にも汚れが広がるためです。

今回は加工に伴う汚れを避けるため、上記のアクリルの板を使用しアクリルの板に沿ってカッターナイフで革を切断しました。

素材にレーザーを当てて加工するのではなく、製品を作る上で助けになる治具の作成のためにレーザー加工機を使用する良い例だと思います。

加工完了

レーザー彫刻・エンボス加工後の完成イメージ

レーザー彫刻とエンボス加工を併用することで、メリハリやインパクトがある作品に仕上がりました。

小さな文字もはっきり綺麗にエンボス加工できました。

HAJIME レーザー加工機をあらゆる手法で活用

素材に対してレーザーの光を当てたのは絵柄の彫刻のみにとどめ、革をカップスリーブの形に切り出すための型紙としてアクリル板を切り出し、そのアクリル板をエンボス加工をするため深堀りで彫刻加工し、エンボスの型を作成しました。

leather_sleeve_07

レーザーの光を加工対象物に当てて作品や製品を作っていくのも良いのですが、別のアプローチや手法を使うことで作品を作る幅が広がると思います。
今回手間はかかりましたが、複数の手法でレーザー加工を間接的に利用し、最終製品の完成度を高めました。

HAJIME レーザー加工機は、加工する方法、デザイン、アイディアによって、商品の価値や可能性を高いところまで導くことができます。

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