CO2レーザー発振器の違い。
他メーカー | ||
タイプ | 40W ガラス製 | 40W 金属・セラミック製 |
励起方法 | DC放電 | RF放電 |
寿命 | 短い | 長い |
重量 | 約 0.4kg | 約 7.0kg |
消費電力 | 約 200W | 約 600W |
ガス再充填 | 不可・新品交換 | 再充填可 |
ユニットコスト | 低価格 | 高価格 |
卓上型レーザー加工機を開発する上での課題。
課題1 金属・セラミック製は高性能だが高額
CO2(炭酸ガス)レーザー加工機の心臓部となるレーザー発振器には、「金属・セラミック製」と「ガラス製」があります。
金属・セラミック製は、主に産業用レーザー機器に採用されている高性能な発振器ですが、非常に高額で重いユニットです。
卓上で手軽に使用できる小型レーザー加工機に内蔵するには、コストパフォーマンスが悪くなってしまう問題がありました。
課題2 ガラス製は安いが品質が悪い
一方、ガラス製は消費電力も少なく軽量安価で、卓上タイプの小型レーザー加工機には最適なユニットです。
しかしハンドメイドのユニットため、パワーやビームの質などの品質にバラツキが多く、また寿命が短いという問題もありました。
業務使用にも耐えるガラス製レーザー発振器の開発をスタートしました。
ガラス製の問題は寿命と安定性。
長寿命のガラス製レーザー発振器を開発
一般に出回っているガラス製のレーザー発振器の寿命は、数ヶ月程度と低品質なものが多く存在します。
レーザー出力を100%のパワーで1日9時間稼働させ続ける当社の耐久テストでは、半月ほどで出力が急激に下がりました。
一方、HAJIME CL1 PLUS に搭載する独自開発の高性能ガラス製レーザー発振器は、3ヶ月経過しても出力が変わりません。
オーレーザーは発振器メーカーとの提携により、自社オリジナルの長寿命ガラス製レーザー発振器を設計開発しています。
※グラフは当社耐久試験(出力100%で1日9時間稼働)の実測値を元に作成
一方、HAJIME CL1 PLUS に搭載する独自開発の高性能ガラス製レーザー発振器は、3ヶ月経過しても出力が変わりません。
オーレーザーは発振器メーカーとの提携により、自社オリジナルの長寿命ガラス製レーザー発振器を設計開発しています。
※グラフは当社耐久試験(出力100%で1日9時間稼働)の実測値を元に作成
パワーとビームのバラツキを独自の品質検査で克服
本来、ガラス製のレーザー発振器も、金属・セラミック製に劣らないパワーを持ちます。
しかしハンドメイドのユニットのため不良が多く、パワーが足りないものやレーザービームの品質が安定しないものがあります。
HAJIME CL1 PLUS に搭載する高性能ガラス製レーザー発振器は、当社独自の精密な品質検査により、最大出力40W、ビームモードTEM00の基準を満たしたユニットだけを使用しています。
高寿命で優れた安定性をもつガラス製発振器。
オーレーザーガラス製発振器の消耗目安
※炭酸ガスの消耗年数はおおよその目安です。使用頻度、パワー、連続稼働時間により変動します。また未使用でも減少します。
レーザー発振器の選び方
実際にどちらの発振器を選べば良いのか具体的な例を挙げてみました。参考にしてみてください。
毎日12時間以上のアクリル切断加工をしたい | △ | 〇 |
平坦かつ深いベタな彫刻面をつくりたい | △ | 〇 |
超高速で彫刻加工したい | × | 〇 |
手軽に色々な素材をレーザー加工してみたい | 〇 | 〇 |
加工機本体のコストパフォーマンスを求める | 〇 | × |
加工機本体の移動しやすさを求める | 〇 | × |
修理費用・ランニングコストが安い | 〇 | × |
加工後の仕上がり品質をどこまで求めるのか、または日々の連続稼働がどのくらい必要になるかなどで発振器の選択が変わってきます。
10:00 ~ 12:00 , 13:00 ~ 17:00
メール:info@oh-laser.com