オーレーザー

Cooling
System

最新の自動冷却システムで
連続レーザー加工が可能に

Pelche automatic cooling unit
HAJIME CL1 PLUS は、新たに温度管理型の
ペルチェ式自動冷却システムを搭載しています。
従来モデルと比べ、より大幅な長時間加工が
可能となりました。(特許取得済)
※ HAJIME CL1 は「ペルチェ式自動冷却システム」を搭載しておりません

Point at issue

Task
1

レーザー発振器には冷却システムが必要

レーザーの安定出力と発振器温度について

CO2(炭酸ガス)レーザーで安定した出力を得るには、発振器の冷却が必要です。
グラフを見ると、発振器の温度が上がりすぎると、レーザーパワーが減退して安定した加工ができなくなることがわかります。(※当社実測値)

そのため、長時間安定した加工を実現するには、発振器の適温が維持できる冷却装置が必要になるのですが、ガラス製のレーザー発振器は水冷が必須となり、循環水をラジエターなどの放熱式で冷やすのが主流で、環境温度以下の冷却が困難な状況でした。

小型で強力な冷却システムが無かった

レーザー発振器の冷却方法は 「放熱型」と「冷却型」がありますが、ともに問題があります。

放熱型は環境温度に依存した、いわば「扇風機」のような装置となるので、室温以下に冷却できません。また、冷却型は「クーラー・冷蔵庫」のような装置になるので、大型かつ高価で加工機に内蔵することができません。

小型のレーザー加工機は、外付けタイプの冷却装置を別に設置するのが主流で、本体に内蔵できる強力な冷却ユニットはありませんでした。

Task
2

ガラス製発振器に最適な冷却ユニット

ペルチェ素子を使った強力な自動冷却システムを内蔵

HAJIME CL1 PLUS は、冷却ユニットを内蔵した加工機では業界初となる、ペルチェ素子を採用した温度管理型の自動冷却システムを搭載しています。

ペルチェ素子は、P型・N型半導体を交互に配列した板状の素子で、直流電流を流すと素子の両面で熱が移動し、片面は発熱して温度が上がり、反対面は吸熱して温度が下がる現象が起ります。

従来は外付け、大型になっていた冷却システムが、ペルチェ素子を使うことで小型化に成功。強力な冷却機能を卓上型のコンパクトなボディに内蔵しています。

このシステムは、オーレーザーが独自開発したものです。[ 特許第6446118号 ]

長時間の連続加工にもらくらく対応

ペルチェ式自動冷却システムは、レーザー照射中も発振器の温度域を一定に保つことが出来ます。

HAJIME CL1 PLUS の連続彫刻加工(ラスターモード)
HAJIME CL1 PLUS の連続切断加工(ベクターモード)

そのため、連続稼働時間が大幅に伸び、大量の加工物を連続で生産するなどの量産にも対応することが可能になりました。

ペルチェ式自動冷却システムで安定稼働を実現

夏場の暑い部屋などでも気温の影響を受けない運用が可能に

HAJIME CL1 PLUS は、ペルチェ式自動冷却システムが搭載されたことで、環境温度の影響を一切受けずに連続加工することができます。
そのため、エアコンの無い夏場の高温になった作業部屋などでも、季節や日中の気温変化の制約を受けることなく稼働することが可能です。

さらに、冷却水の交換が不要になったので、夏場に何度も冷たい水に交換するなどの作業がなくなり、メンテナンス性も大きく向上しました。

連続稼働可能なガラス製発振器のレーザー加工機は HAJIME CL1 PLUS だけです

※ HAJIME CL1 は「ペルチェ式自動冷却システム」を搭載しておりません

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