オーレーザー

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WIRES

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アーティストが集まる城下町竹田市。
HAJIME を使って地域資源の有効活用を。

Prologue

大分県竹田市は壮大な石垣が有名な岡城跡があり、滝廉太郎の「荒城の月」も生まれた歴史ある城下町です。現在では、クリエイティブなアーティストの移住を自治体が積極的に支援し、地域復興を目指しています。
その地に構える「ヘソラボ」では、デジタルネイティブのメイカーと HAJIME が地域資源の有効活用を目指しています。

ちょうど取材日には「竹楽(ちくらく)」という竹の灯篭が約20,000本も街中に立ち並ぶ、ロマンチックなお祭りが行われていました。「ヘソラボ」では、デジタル機器で作った作品を販売するほか、店舗内でアーティストの LIVE も開催。モノづくりとラッパーと落語家のコラボレーションは、ここ竹田市に新たな歴史を刻んだ事でしょう。

Story

デジタル機器の可能性を地元大分の人々に広めたい

私がWIRES(ワイヤーズ)を立ち上げたのは、2015年になります。それまでは、同じ大分にある「国東時間株式会社」というボール紙で3D模型を設計、販売するデザイン会社に3年ほど勤めていました。

この会社はユニークで、週休3日制を導入しており、「休日に培った経験を会社に還元しなさい」という珍しい取り組みが行われていました。私は3DCADが使えたので、3Dプリンタを使って会社に貢献しようと購入します。それからは、仕事でも私用でも様々なモノづくりの頼まれ事が増えてきました。

そんなデジタルファブリケーションの可能性を肌で感じ、「もっと地元の人々に広めたい」という思いが強くなり独立したのが始まりです。

ヘソラボ オーナーの WIRES 西村和宏 氏。独立後は、デジタルファブリケーションを通して多種多様なアーティストや業界人との繋がりが持てたと語ります。

立ち上げ当初は、3Dプリンタ2台体制でプロダクトデザインやプロトタイプの作成をメインで行っていました。

HAJIMEを購入したのは、2016年で、それからは色々な依頼が来るようになります。
表札は普通ですが、葉っぱを切ってほしいとかお菓子に刻印したいなど特殊な依頼もありました。やはり2Dだと一般の方でもイメージが湧きやすいんでしょうね。その頃から地域の方々にも認知されてきたんだと思います。

風情ある最寄り駅「ぶんごたけた」は武家屋敷風の建屋です。列車の発着時には「荒城の月」が流れます。
竹楽の本番は暗くなってから。広瀬神社入り口の石段には、天の川のような竹灯籠が幻想的な雰囲気を彩ります。

地元資源を生かした商品開発をレーザー加工機で

ここ「ヘソラボ」をオープンしたのは2017年です。手狭になってきたので、広めの空き物件を探していたのですが、もと呉服屋さんの良い場所が見つかりました。竹田市は、九州の真ん中あたりにあるので、「九州のへそ」などと呼ばれます。地元の方々にも親しみやすい屋号にしたかったので、「へそ」にあやかって「ヘソラボ」という名前にしたんです。

現在の事業内容は、デジタル機器を使ったプロダクトの開発を軸として、体験工房、ワークショップを不定期で行っています。ファブラボのようにいつでも開放しているわけではなく、主に自分たちで作ったものを販売する方が中心ですね。

HAJIME で加工した製品がずらりと並んだ出店のテーブル。繊細なデザインが観光客の目にとまります。
隣のテーブルでは、神戸で自家焙煎のこだわり珈琲を提供している [ 明暮焙煎所 ] も店頭に駆け付けました。

もともとこの辺りは竹林が多く、定期的に伐採しないと土地が荒れるので、廃棄する竹材が多く出ます。今日行われるお祭り「竹楽(ちくらく)」も、そのような廃材を有効活用する活動の一つなんです。われわれも、地元資源を有効活用した商品開発をしようと考えていて、試作段階の商品がいくつかあります。もうすでに、知人の作家さんが、竹のアクセサリーを販売していますが、その方も HAJIME を持っていますよ。

自社製品のほかパッケージに使用する製品箱もレーザーカットで作成します。HAJIME は、ほぼ毎日稼働しているそうです。商店街のイベントでは HAJIME を現場に持ち込み、丸太を輪切りにしたコースターにお客様の顔写真を刻印しました。1日フル稼働で大盛況だったとの事。

竹田市がクリエイティブなアーティストを支援する

この地域は移住の方が多く、関東・関西から様々なアーティストが来ているんです。竹田市は「地域おこし協力隊」という地域振興に協力するクリエイティブなアーティストの移住を支援する体制が整っています。(支援期間有)
木工、陶芸などのモノづくりから、音楽、演劇などの演者まで幅広いジャンルの方がいて面白いですよ。

今日は後ほどヘソラボに、DJや落語家が来てライブをやってくれますので是非見に来てください。(笑)

ライブではDJとラッパーがオーディエンスに気合を入れます。当日はさまざまなアーティストがヘソラボを盛り上げていました。

レーザー加工機の導入を検討中の方へアドバイス

私は HAJIME を2年間、ほぼ毎日使ってきました。操作性はシンプルで、ベクターデータが扱える方であれば、マニュアルを見てすぐ使えると思います。
レーザーパワーもありますし、価格もお手頃なので、バランスの取れた良い機械ですね。

導入後は素材とデータを決めて、後は HAJIME で量産です。すぐ元が取れると思いますよ。私は最初に作った商品で償却できましたので。

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思いついたアイデアを手軽に具現化できるレーザー加工機は、モノづくり業界をはじめ、教育分野でも積極的に導入され、身近なものになりつつあります。

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