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- 2022-12-15
ワードやパワポなどのオフィスソフトで加工データを作りたい
みなさまこんにちは。
弊社の HAJIME レーザー加工機は、カッティングプロッターと同じように、AI・DXF・PDF・SVGで作成した、ベクトル形式の加工データが必須となっています。(彫刻はビットマップ形式でも加工可能です)
しかしながら、Adobe Illustrator や Inkscape などのドローソフトや CAD ソフトを使い慣れていないユーザーには敷居が高いのも事実。
そこで今回は、Microsoft オフィス系ソフトのワードやパワポを使った加工データの作成方法を、ご紹介しようと思います。
PowerPoint(パワポ)で加工データ作成
オフィス系ソフトでデータを作る際は、「図形」と「テキストボックス」を駆使してオブジェクトを作ることになります。複雑なカットラインやサイズを指定したオブジェクトの作成は難しいですが、目見当での単純な図形と文字の組み合わせは簡単に作れます。
それでは、透明アクリルを彫刻 & カットして、キーホルダーを作ってみましょう。角丸四角形の中に「Oh-Laser」と彫刻して周りをカットしようと思います。
図形の「角丸四角形」と「楕円」で作図して、チェーン穴付きの四角を作りました。書式設定を開いて「塗りつぶしなし」、「線(単色)」から赤線を指定します。
続いてテキストボックスを開き、「Oh-Laser」と入力しました。フォントとサイズの変更は、「ホーム」にあるプルダウンメニューで編集しましょう。
さあ、ここまで出来たら、印刷メニューから PDF 出力すればOKです。
しかし、標準の Microsoft Print to PDF を使って PDF に変換すると、うまく読み込みが出来ないのです。他の PDF 変換ソフトを使うと解決します。
フリーソフトの「CubePDF」をインストールしてください。
–追記–
CubePDF のバージョンにより、読込みできない場合があるようです。1.0.0RC11 にて動作確認が出来ています。下記よりダウンロード可能です。
https://www.cube-soft.jp/cubepdf/releases.php
すると、プリンターの中に「CubePDF」が出てくるので選択して、PDF 出力します。出力した PDF を HARUKA で開くと・・・
無事、読み込みできました。それでは加工開始。
目見当で作ったデータなので、一度コピー紙などにテスト加工を行い、仕上がりのサイズ感を確認したほうが良いかもしれません。(イラストレーターなどのドローソフトを使えばサイズを指定したオブジェクトの作成が出来ます)
いかがだったでしょうか。
慣れてしまえば圧倒的に、Adobe Illustrator のほうが使いやすいですし、HAJIME 以外の用途でも重宝するソフトなので、是非頑張って覚えて頂きたいと思いますが、オフィス系ソフトでのデータ作成は、たまにお問い合わせをいただく内容なので掲載してみました。
ご参考に慣れば幸いです、それではまた。
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