HAJIME レーザー加工機 | オーレーザー株式会社

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【動画】モーゼルC96風!12連射のゴム鉄砲をUVプリンターとFusion360とHAJIMEで作ってみた

約 7 分

HAJIME レーザー加工機と、相性の良い機材の一つにUVプリンターがあります。
UVプリンターを使えば、レーザー加工機で切断した木材やアクリルなどに、イラストレーターなどのデータを直接塗装することが可能です。

UVプリンターでのカラー印刷 出典:ローランド公式HP

UVプリンターでのカラー印刷  出典:ローランド公式HP

今回は、UVプリンターとレーザーカッターを組み合わせて、モーゼルC96風のゴム鉄砲を作ってみました。
モーゼルC96とは、1896年末ドイツのモーゼル社で開発および生産された自動拳銃で、数多くの国々でコピー生産された超有名な拳銃です。当時、他の自動拳銃に比べ高額だった事と、オリジナリティーのあるデザインからステータスシンボルにもなっていたんだそう。
そんなマニアがみんな知っている モーゼルC96 を、12連射のゴム鉄砲にしてみます。

今回も前回に引き続き、データの作成協力は、デジタルファブリケーションの情報サイト「メイカーズラブ」様です。記事の最後には、作成過程の動画もご紹介していますので、男心をくすぐられた方は是非挑戦してみてくださいね。

加工概要

加工素材 MDF3mm
仕上がりサイズ
使用機種 小型CO2レーザー加工機 HAJIME CL1、UVプリンター LEF12
ソフトウエア Autodesk Fusion360、Adobe Illustrator、HARUKA
レーザー加工時間 30分

3DCAD の Fusion360 で、12連射のリンク機構を作る

普通に輪ゴム鉄砲を作るだけなら、それほど難しくないのですが、レーザーカッターで複数の部品を連動させるリンク機構を作るには 3DCAD での設計が便利です。
そこで今回も、人気の 3DCAD Fusion360 を使って、ゴム鉄砲の構造を設計しました。
Fusion360 を使えば、部品同士がどのように動くかのアセンブリがデータ上で検証できるので、今回のような機構設計を行うことができます。

Fusion360 でリンク機構を設計

Fusion360でリンク機構を設計

Fusion360 で作成したデータを、HAJIME レーザー加工機で使うためには DXF に書き出す必要があります。
書き出したDXFは、イラストレーターに読み込んで、線の重なりなどを整理します。
また今回は、UVプリンター用のカラーデーターも作成します。UVプリンター用のカラーデータを作るには、通常のデザインと同じように色をつけていくだけです。

DXF に書き出したデータをイラストレーターで整理

DXF に書き出したデータをイラストレーターで整理

UVプリンター用にデータに配色

UVプリンター用にデータに配色

HAJIME でカットして、UVプリンターで塗装する

これで、すべての準備が整いました。まずは、イラストレーターからデータを HARUKA に読み込ませて、HAJIME レーザー加工機でカッティングを開始します。

イラストレーターから HARUKA にデータを転送

イラストレーターから HARUKA にデータを転送

今回の12連射のゴム鉄砲は、シンプルな構造なので部品点数も少なく、加工時間は30分程度です。
素材は木材を使いますが、歯車などの機構部分は先端が欠けやすいので、ベニヤなどだと壊れやすくなります。
そこで、木材の中でも素材の安定している、MDF3mm を使用しました。

HAJIME で連射銃をカット(20分)

HAJIMEで連射銃をカット1

HAJIMEで連射銃をカット2

カッティングが完了したら、UVプリンターで塗装も行います。塗装用のデータは、レーザー加工用のデータにイラストレーターで配色したものがそのまま使えます。
プリンター感覚でデータが作れるのがUVプリンターの便利なところですね。

UVプリント用の配色データ

UVプリント用の配色データ

UVプリンターでの塗装では、まず白い下地を塗ります。今回は下地を塗るのに20分程度かかりました。
ペンキを手で塗る場合は、マスキングテープなどを使ってはみ出さないように保護したりしますが、UVプリンターだとデータのとおり塗れるので楽チンです。

UVプリンターで下地を塗る(20分)

UVプリンターで下地を塗る(20分)

下地が完了したら、カラー部分の塗装を行います。
今回は、17分で完了しました。UVプリンターの塗装はかなり鮮明で、イラストレーターのカラー設定とほぼ同じになりました。

UVプリンターでカラー塗装(17分)

UVプリンターでカラー塗装(17分)

着色したカラーが、ほぼそのまま反映

着色したカラーがそのまま反映

塗装ができたので、いよいよ組み立てに入ります。既製品の部品として、回転軸になる金属棒と引きバネを使っていますが、それ以外は HAJIME で加工した MDF です。
UVプリンターでカラー塗装した、ゴム鉄砲はなかな良い仕上がりになりました。

MDF 以外で使用している既製部品

  • トリガーの稼働部分:引きバネ 線径 0.5mm × 外径 4mm × 長さ 26mm
  • 歯車やトリガーの回転部分:真鍮棒 直径 5mm × 厚さ 0.5mm
  • 重ねたMDFを固定する部分:M3 ネジ 長さ 15mm、イーサートネジ M3 用

ゴム鉄砲を組み立て

ゴム鉄砲を組み立て

12連射のゴム鉄砲が完成

12射のゴム鉄砲が完成

最後にゴム鉄砲を試射をしてみました。
ちゃんとマトにも当たります、うまく動いてくれていますね。
今回のようなリンク機構は、Fusion360 で設計するとバッチリ動きます!

ゴム鉄砲の試射が成功

12連射のゴム鉄砲の作成過程を動画で公開

なお、データの作成方法やカット後の組み立て方などの詳細は、
今回データの作成に協力頂いた「メイカーズラブ様」のYouTubeチャンネルで公開されています。
12連射輪ゴム鉄砲の作り方_How to make a rubber band gun That can fire 12 times

これからも、HAJIME レーザー加工機と Fusion360 や、その他の機材を組み合わせた加工例をご紹介したいと思います。

カットデータのダウンロード

メイカーズラブ様のご厚意により、カットデータの提供をいただきました。今回の12連射ゴム鉄砲模型に挑戦してみたい HAJIME ユーザーは、是非チャレンジしてみてください。

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下記zipファイル内の、プロジェクトファイルを、HARUKA の「ファイル」→「プロジェクトを開く」から直接開いてください。
12連射ゴム鉄砲模型用プロジェクトファイル.zip