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加工事例

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Processing example

アシストコーンレンズで曼荼羅(マンダラ)アートを作ります

みなさま、曼荼羅(マンダラ)と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?
中野ブロードウェイにある「まんだらけ」をふと想像してしまう私と同類の方は、今回のテーマとは異なりますので、何卒ご了承ください。

もくじ

曼荼羅とは古代インドに起源を持ち、サンスクリット語で Manda という「本質」を意味する言葉に「得る」という意味の接尾語がついた密教(秘密仏教)の経典で説かれている絵図の事。

まさに本質や真理に至るための絵図という事で、チベット仏教の僧侶たちは、修行として何ヶ月も掛けて描くそうです。

胎蔵界曼荼羅(ウィキペディアより引用)

日本では、平安初期に空海が持ち帰った「胎蔵界曼荼羅(タイゾウカイマンダラ)」や「金剛界曼荼羅(コウゴウカイマンダラ)」が有名なのだそう。

現代では、様々な幾何学模様が規則的かつ対称的に描かれたものを曼荼羅アートと呼び、スイスの精神科医で心理学者のカール・グスタフ ユングによると、曼荼羅アートを眺めたり描くことで、リラックス効果が得られるともされています。

曼荼羅アートとレーザー加工

なんだか難しい言葉をたくさん並べてしまいましたが、なぜに、レーザー加工機メーカーが曼荼羅を解説しているのか。

実はレーザー加工機を使って、超精巧な曼荼羅アートを作っている有名人がいらっしゃいます。バージニア州を拠点に活動するアーティストのエリック・スタンドリーさんです。

是非、下記より彼の作品を見てみてください。(集合体恐怖症の方はご注意を)

ここまで精巧で立体的な加工データを、どのようにイメージし作られるのか・・・

制作期間は、数ヶ月~時には数年掛かる事もあるそうで、僧侶の修行の域を超えています。凡人には恐ろしくて考えたくもありません。

動画を見ると、エリックさんが使用しているレーザー加工機は、ユニバーサルさんのようですね。この加工精度さすがです。

曼荼羅アートを作ってみよう

エリックさんのような超絶レイヤーの曼荼羅アートを、1から作ることは非常に困難ですが、もっと単純なデザインのデータは無料で手に入るので手軽にチャレンジできます。

レーザー加工機業界では、Layered Mandala(レイヤードマンダラ)と呼ばれ、割りとポピュラーなジャンルだったりします、エリックさんの影響なのかもしれませんね。

下記のサイトからダウンロード可能です。(要会員登録)

Googleアカウントで会員登録を済ませ、上部メニューの「Free Designs」をクリック。

下の検索窓に「Layered Mandala」と入力すると無料のベクターデータが出てきます。

もし、自分で加工データを作りたいという強者がいらっしゃったら、下記の記事が参考になるかもしれませんので貼っておきますね、頑張ってください。

・・・と、曼荼羅の話はここまでにして、今回は新たに販売を予定している「アシストコーンレンズ」の紹介をしたいのが本題だったのでした。

mandala_img05

あらかじめご了承ください

アシストコーンフォーカスレンズは、HAJIME レーザー加工機の新規購入時のみオプション購入が可能です。すでにお持ちの HAJIME に装着するには、ビームアライメントの再調整が必要となりますので、詳しくは、お問い合わせ下さい。

このアシストコーンレンズ、コーンノズルで極細に絞ったエアーをレーザースポットに効率よく噴射することで、カット時の発火や黄変(コゲ)の軽減を狙った製品です。

今回はサンプルとして、素材に MDF(2.5mm)とシナベニア(3.0mm)を用意したので、カット後の仕上がりを比較してみましょう。

ちなみに MDF については、いつも下記店舗で購入しております。

三六判(910 x 1820mm)を12等分(300 x 450mm)にカットしてもらうとお得ですよ。シナベニアは、モノタロウで購入。

加工データの準備

先程のサイト Design Bundles から、下記の無料データをダウンロードしました。

データを確認してみると、9つのレイヤー構成になっています。

組み立てた完成品は、既製のボックスフレームに入れたいので、ボックスフレームの内径 192 x 192mm にデータの外径を合わせ、HARUKA で認識するよう、塗り無しの赤線のみにパスを修正しておきました。

ノーマルレンズで MDF をレーザーカット

まずは 、ノーマルレンズで MDF(2.5mm)をカットします。

夏の時期は湿度が高いので、念のため若干レーザーパワーを上げておきました。MDF や木材などは、湿度が高いと湿気を多く含み、切れにくい場合がありますので。

MDF(2.5mm)加工パラメーター

・レーザーパワー:80%
・カットスピード:14mm/s

それでは早速、フォーカスを合わせて加工スタートです。加工中に MDF が反ってこないように、ウエイト(文鎮)も置いておきました。

特に問題なく、いつも通りのカット風景です。加工途中にレンズが汚れて切れ味が悪くなったので、都合2回ほどクリーニングしました。9枚カットするのに、大体90分ほど。

マスキングテープで養生しなかったので、カットライン周辺にはモヤっとした茶色いヤニ汚れが付着してますね。

でも、カットした MDF を重ねると、立体感が出てなかなか良い感じです。

アシストコーンレンズで MDF をレーザーカット

次はいよいよ、アシストコーンレンズでカットします。

コーンノズルがあるため、フォーカスを合わせるツールがノーマルレンズと異なります。付属する専用ツールを使って合わせましょう。

コーンノズルと加工物との距離が、約3mmと短く、平らな素材でないと加工できないので、ご注意ください。(ノーマルレンズのフォーカス距離は約20mm)

アシストコーンレンズでのカット中は、煙が効率よく素材の下側へ流れるため、カットライン周辺に茶色いヤニ汚れが付いていないのが解ると思います。

また、コーンノズルの開口が小さいため、レンズ裏面も汚れにくく、加工中にクリーニングを挟まなくてもカットを続行できました。

表面を養生しなくても、このようにヤニの付着を回避することができます。マスキングテープで養生すると、加工後に剥がすのが大変なんですよね。

MDF の仕上がり比較

違いが解りやすいよう、両者の画像を並べてみました。
左がノーマルでカット、右がコーン付でカットしたMDFです、結構違いますよね。

このまま MDF を9枚重ねるだけだとつまらないので、シナベニアをカットしたレイヤーを間に入れて、アクセントにしましょうか。

シナベニアの仕上がり比較

上から1枚目と3枚目のレイヤーに、シナベニア(3mm)を入れてみようと思います。

ベニアは木目が通っているので密度が均一ではなく、MDF と比べると貫通しにくい素材です。必然的に、低速でカットする必要があるので、焦げやすくなります。

シナベニア(3.0mm)加工パラメーター

・レーザーパワー:60%
・カットスピード:10mm/s

それでは、カット後の仕上がりを比較します。
左がノーマルレンズでカット、右がコーン付レンズでカットしたシナベニアです。

MDF と同様、ヤニの付着具合が違います。コーン付でカットした方が表面が綺麗ですね。

完成品の仕上がり比較

MDF とシナベニアを重ねると、このような見た目になりました。
左がノーマルでカット、右がコーン付でカット。

最後に木工用ボンドで接着し、乾いたらボックスフレームに収めて完成です。

ボックスフレームに入れると、それなりにアートな作品になるので、おすすめです。
シナベニアを入れても入れなくても、そんなに違いが無かったかもしれませんが。

またヤニ汚れも、作品によっては「味」となるので、好みで使い分けると良いと思います。

いかがだったでしょうか。

アシストコーンレンズの製品特徴が、お解りいただけたのではないでしょうか。特にマスキングテープで養生できない「紙」や「布」でヤニを軽減するには非常に有効なツールです。

今後はご希望の素材に、アシストコーンレンズを使用したサンプル加工も受け付け出来ますので、ご興味がございましたら、是非ご用命くださいね。

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