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既存のテンプレートからHAJIMEレーザー加工機でパーツを切り出し、素敵なギフトケースを作成しました。
たくさんのパーツが必要な場合、それぞれをハサミやカッターで切っていくのはとても面倒なものです。位置合わせにコツが必要となりますが、HAJIME を使用すると、正確且つ短時間での切り出しが可能です。

今回は「CanonプリンターPIXUS無料印刷素材集」に掲載されている、ギフトボックスのテンプレートを使用しました。

加工概要
使用材料 Canon PIXUS用マットフォトペーパーA4
型番:MP−101A450 10枚
仕上がりサイズ 約12.5mm × 12.5mm × 10mm
機種 レーザー加工機 HAJIME
ソフトウェア Windows 8.1、Adobe Illustrator、HARUKA
レーザー加工所要時間 約25分

完成イメージ

全体

リボン

印刷及び加工前の準備

デザインデータの用意
http://cp.c-ij.com/jp/contents/CNT-0011885/index.html
「CanonプリンターPIXUS無料印刷素材集」の上記リンク先から素材をダウンロードし、Illustrator で読み込みます。

Illustrator で読み込んだ直後

ここで今回の加工事例のポイントとして、一つの問題を説明します。

  1. Canonサイトからダウンロードした印刷用データはA4サイズの用紙を使用しています。
  2. データをまず印刷してからレーザー加工機で輪郭切断するので、印刷した画像の輪郭に沿って正確に切断する必要があります。
  3. 普通の事務用プリンターにはオフセット印刷機のトンボ機能がないため、紙に印刷する時に必ず数ミリのズレが発生します。(なお、オフセット印刷機で印刷される画像はズレが発生しないため、この問題が発生しません。)
  4. 他社数百万円台のレーザー加工機にはカメラが搭載しているため、印刷がズレても切断時にカメラで輪郭を正確に認識して切断することができますが、HAJIMEレーザー加工機で同じ機能を実現するにはちょっとした工夫が必要です。

そこで弊社が提案したい位置合わせの方法は下記の通りです。

  1. 事務用プリンターで印刷する場合、印刷画像が用紙に対してずれますが、画像のサイズは寸法通りに印刷されるはずです。
  2. 今回ダウンロードした印刷画像は10枚もありますが、それぞれの画像は全て170*126mmの四角枠の中に収まっています。
  3. この170*126mmの四角枠が用紙に印刷されたとき、四角枠の場所は多少変わりますが、四角枠のサイズは寸法通りに印刷されています。この四角枠を位置合わせの基準として利用すれば、簡単に位置合わせができます。

10枚の画像を印刷した後、Illustratorでアートボードサイズを四角枠のサイズ(170*126mm)に変更します。その際、レーザー加工に必要のない文字・数字等は削除します。

修正後の切断用データ例

基準枠の切断
印刷した10枚の紙を、内側のピンクの四角枠(170*126mm)に沿って切り出します。
注意:この四角枠は切断の基準枠となるため、ズレが発生すると後で正確にレーザーカットできません。下記の裁断機を使用すれば、正確で素早く裁断することができます。

http://www.amazon.co.jp/カール事務器-裁断機-ディスクカッター-A4サイズ-DC-210N/dp/B002HVI8UE/ref=pd_cp_229_4?ie=UTF8&refRID=1EXEAQSP9RGYJK9CSATS

切断直後

レーザーで切断加工

位置合わせ治具の作成
修正したデータを Illustrator プラグインを使用して HARUKA加工ソフトへ転送します。

まずは位置合わせの基準となる治具を作る必要があるため、厚紙で型枠を作成します。
白紙の厚紙を加工機内にセットし、エアーコンプレッサーの風で用紙が飛ばないよう、四隅をマスキングテープで留め、フォーカスツールで距離を測ります。
HARUKA の「加工素材名」を「厚紙(ケント紙)」に設定し、「加工エリア切断」をクリックしてアートボードの大きさに枠を切り取ります。
この時、データ上のアートボードサイズが四角枠(170*126mm)サイズになっています。この四角枠が加工機内にある絶対位置を明らかにすることで、10枚の輪郭切断が一気に加工できます。

基準枠の切断直後イメージ

「加工エリア切断」が完了したら、枠の用紙を動かさないように、中身を取り除きます。
ここまでできれば、残りの作業が一気に進められます。
先ほど切り出した素材を枠内にはめこみ、一枚ずつ切断加工します。

加工切断直後のイメージ

パーツの写真

すべてのパーツを貼り合わせれば完成です。

完成写真

全体イメージ

リボン:上からのイメージ

贈り物を入れて

感情溢れるギフトで喜びが伝わる

日々の生活に取り入れて

レーザー加工は決して難しいものではありません。
今までこのようなものはほとんどカッターなどの手作業で切ることが多いのですが、その場合曲線や角などを正確に切ることが難しいです。
HAJIME レーザー加工機はあらゆる曲線を高速かつ正確に切断することができるため、この特徴を上手く利用すれば普段の工作が大変便利になります。

今回のように既存のテンプレートを使用することで、HAJIME で簡単に加工して形にすることができます。
企業様はもちろん、教育機関・個人のユーザー様にも、暮らしの中で気軽に製作を楽しんでいただくために、今後もスマートなレーザー生活を提案していきたいと思います。
レーザー加工機をお持ちのユーザー様は是非この機会を利用し、お持ちのプリンターとレーザー加工機で作ってみてください。

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