加工事例
Processing example
- 2016-07-28
レーザー加工機でミニ行燈(あんどん)を作ってみました
今年の夏は暑かったり寒かったり、梅雨もまだ明けないおかしな気候ですが、みなさんお体の調子はいかがでしょうか。巷では大勢のポケモンハンターがスマホ片手に歩き回っている異様な光景となっていますが、熱中症には十分気をつけていただきたいと思います。
さて、今回の加工事例は日本の夏をテーマに、ミニ行灯(あんどん)を作ってみようと思います。行灯とは江戸時代に使われていた照明器具で、油を燃やして灯す携帯用のあかりだったようです。現代ではタクシーの天井についている防犯ランプも行灯と呼ばれていますね。
作品のイメージとしては夏らしく、花火や盆踊りをモチーフにした影絵と、細かい和柄模様をレーザーで切断して、モダンな雰囲気を表現できれば大成功です。
それでは始めていきましょう。
もくじ
加工レシピ
使用した材料 | ウォールナット化粧合板 5 mm 厚 ツキ板屋GIFU |
仕上がりサイズ | 175 x 90 mm |
レーザー加工時間 | 切断加工:約90分 / 1個 |
加工前の準備
今回の加工素材は木材を使用しますので、切断した際の燃え広がりを考慮するとあまりに細かいデータだと模様がつぶれて失敗してしまう可能性があるので注意が必要です。
影絵のデータ
今回影絵で使用した人物のベクターデータは、「シルエットデザイン 」様で無料提供されているデータを使わせて頂きました。有難う御座います。
人物以外の他の影絵はなんとか自力で頑張りました。
和柄模様のデータ
加工材料
加工する合板は、表面の木目の美しさを生かしたかったので、ホームセンターで販売されているシナベニアではなく、ウォールナット材を表面に貼り付けた特殊な化粧合板を通販で購入しました。本当は無垢材を使いたかったのですが、値段が高かったので断念です。
↓右から2枚目は裏面になっています。
レーザー加工開始
ちょっとデータが細かくなりすぎたかもしれませんが、失敗を恐れずにチャレンジしてみようと思います。
影絵のデザインは、最初にお伝えした、花火と盆踊り2通りです。
当初は高さ40cmほどの大きなものを作ろうと思っていましたが、完成品を展示するスペースが無いので、テーブル上に置けるミニサイズで作成します。
それでは、素材をセットしフォーカスを合わせたら早速カットしていきましょう。
レーザー加工終了
加工が終了しました。結構ヤニがでましたので、後で固く絞った濡れぞうきんで軽く拭きましょう。
フォーカスレンズにも、粉塵、ヤニなどの汚れが多く付着していると思われますので、レンズ裏面をクリーニングしてから2個目のカットに取り掛かろうと思います。
組み立て
木材や合板を切断加工したときは、木目の強度が強い場所があり、切り抜けない箇所がいくつか出てきます。そのときはカッターを使い、丁寧に切り目を入れてピンセットで取り除きます。
MDF 合板ですと、木目も無く素材の密度がそろっているので、綺麗に切り抜けます。短時間に仕上げたい場合は、MDF 合板をオススメします。
また、無垢材の場合はフシなどもあると思いますが、切断ラインが乗らないようにデータを配置してフシをよけたほうが無難だと思います。
仮組みしてみました、いかがでしょうか。切断面のコゲも良い雰囲気がでています。
あとはデザインを切り抜いた裏側に和紙を貼り付けて、E12の金口ソケットを取り付ければ完成です。電球をつけて点灯してみましょう。
ミニ行灯完成
あかりを点灯しないとこんな感じ。ちょっと味気ないですが・・・
あかりをつけると雰囲気がでて、お~いい感じになりました。
天面にはHAJIMEの文字も忘れずに入っています。
やさしい光なので、枕元に置いても良さそうです。
和柄模様も綺麗に加工できました。
モダンな雰囲気が楽しめます。
木材は天然素材で木の種類または硬さなど様々違いのある素材なので、本加工の前に繰り返しテストを行ないパラメーターの最適値を見つけるのが綺麗に仕上げるコツとなります。
HAJIME レーザー加工機ならこのような細かく複雑なデザインも短時間に綺麗に仕上げることが出来ます。あなたの思い描くデザインをデータにさえすれば、HAJIME は忠実に再現してくれますので、アイデア次第で素敵な1点物の作品も、簡単に生み出すことが可能なんです。是非 HAJIME をご検討いただき、レーザー加工のすばらしさをご体験ください。
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