ジグソーパズル作成――複雑な切断加工を
レーザー加工は彫刻だけではなく、穴加工・複雑な曲線が多用された
切断加工等が要求される場合があります。
今回は複雑な曲線の連結した切断加工が要求されるデザイン例としてジグソーパズルを作成しました。
概要
使用材料: 2mm厚アクリル(白) ラミネートフィルム
材料サイズ: 170 × 110 mm
機種: 小型レーザー加工機 Applause 3+ 40W
ソフトウェア: Inkscape カットソートソフトウエア MoshiDRAW2011
レーザー加工時間: 約15分29秒
完成写真

切断順番最適化について
複雑なデザインで最も大きな問題になるのは、下記図左のようなデザインですと先に内側の
くり抜き切断加工をしてから外側の加工をしないと作る事が出来ないという問題です。
(切り抜かれた部品は落下するため、切断順番を適切に行わないと、思ったとおりのデザインは完成しません。)
希望する形を得るためには下記右側図のような順番で切断加工をする必要があります。
この問題を解決するために、カットソート(切断順最適化プログラム)を行う必要があります。
切断順番のイメージ図

今回、弊社のユーザー様が独自にカットソートのプログラムを作り、公開してくださいましたため、
ジグソーパズルの作例を発表することができました。(感謝)
ジグソーパズルの絵柄はラッセンの絵のカードがありましたので、ラミネート保護した後に粘着剤にて
2mm厚のアクリルに貼り付けました。
ラミネートフィルム写真

次に、ジグソーパズルのベクトルデータを用意します、絵柄のサイズを測定してベクトルデータを縮尺します。
今回はインクスケープを使う例もご紹介するため、AIファイルでいったん保存しました。
イラストレーターでデザイン作成

保存したAIファイルをインクスケープで開き、pltファイルに保存します。
インクスケープで切断用ファイル変換

CorelDRAWやインクスケープから出力されたpltファイルは切断順番が考慮されていないので、
pltファイルをカットソートプログラムで処理してから、いつも通り加工材料をセットして加工をします。
少し手順はありますが、思った通りの物を作成することができました。
PLTファイルをカットソートプログラムで開くイメージ
すでにCorelDRAWをお持ちのお客様は、よりシンプルになったCorelDrawプラグインからカットソート機能がご利用できるように予定しております。
完成写真


UV印刷機を所有していないため、カードを貼り付けて作成しましたが、UV 印刷を併用して自由なサイズと自由なデザインで作成すれば、
素敵なカスタムオーダーデザインを作成する事が出来ます。
複雑なデザインも思いのままに
複雑な形状を簡単に切り出せるようになると、立体的な組み合わせ品の加工や彫刻作品だけでは得られない
新たなレーザー加工機の使い方が見えてくるでしょう。
思い描いたデザインをすぐその場で切断・プロトタイピング作成や製品・作品の作成
そのような用途にもApplauseのレーザー加工機は大きな価値を生み出すことができます。
2012年3月30日
オーレーザー株式会社